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民法債権法務士とは?
民法債権法務士は、民法の債権分野に精通し、法務士として社会で活躍する債権法のスペシャリストです。
民法は債権法を中心に明治以来の120年ぶりの大改正がされ、2020年に施行されます。改正民法の施行に向けて、2019年から改正民法への関心はピークを迎えると言われています。
改正民法は、主に債権法の分野で改正されており、早めに民法債権法務士認定試験に合格することで、債権法のプロフェッショナルとして社会へアピールすることができます。また、債権法は企業法務や契約実務で最も重要な法律であり、民法債権法務士認定試験の勉強を通して債権法の知識を深めることで、実務へ大いに役立てることが出来ます。
債権民法法務士認定試験は、法学部の学生や法律系の資格試験の受験生にも注目されている資格です。法学部の学生は、大学で債権法を学びます。大学で学んだ内容を見える化させて、就職活動の際のアピール材料として取得を目指す学生が多いようです。
司法書士試験や行政書士試験の受験生は、試験科目に民法があるため、債権法の内容も当然に勉強しています。勉強した内容がそのまま民法債権法務士認定試験の学習に繋がります。
また、司法書士試験や行政書士試験は難関資格であるため、合格することは容易ではありません。合格できずに試験から撤退する人がいるのも事実です。試験からは撤退したけど、一生懸命勉強した内容を形にするために、民法債権法務士認定試験の受験を検討する人もいるようです。
民法債権法務士認定試験に合格するには?民法債権法務士認定試験について
民法債権法務士認定試験の合格基準は、正答率70%以上です。
試験日:令和3(2021)年3月7日(日)
試験時間:10:00~12:45(試験時間は2時間30分)
試験会場:東京・名古屋・大阪・福岡
受験料:15,000円(税抜)
申込期間:2020年10月13日(火)~
試験の内容:60問
設問方式:四肢択一、五肢択一、六肢択一。マークシート式試験
出題範囲は、民法第三編の債権法全般から出題されます。民法第三編第一章総則から第五章の不法行為までの全ての分野から出題されます。
ただし、出題頻度の高いテーマが試験のサイトで公表されていますので、まずはこれらのテーマの理解を深めることが得点を稼ぐコツです。特に出題頻度の高いテーマは、「債権者代位権」「保証債務」「債務の弁済」「相殺」「売買一般」「賃貸借一般」「不法行為一般」「使用者責任」の8つです。
司法書士試験や行政書士試験の勉強においてもこれらは重要テーマです。また、改正民法においても注目の範囲ですので、民法債権法務士認定試験の勉強を通してこれらの内容を理解することは、実務においても役立つでしょう。
民法債権法務士認定試験に合格するには?
民法(債権関係)改正法の概要
『民法(債権関係)改正法の概要』は、法制審議会民法(債権関係)部会の幹事である著者が、改正債権法について、部会審議や部会資料に沿って客観的にかつわかりやすく解説した書籍です。
本書を読むことで改正民法を踏まえて債権法の基本を理解することが出来ます。
Before/After 民法改正
『Before/After 民法改正』は、改正の前後で、何がどう変わるのかを232の具体的なケースで紹介しながら解説してくれます。
単に新法を解説するだけでなく、旧法との違いを比較して解説しているので、より改正民法への理解が深まります。
民法債権法務士認定試験を受ける方へ
民法債権法務士認定試験は、改正民法の施行に向けて最も注目される資格試験です。債権法に精通することで、改正への対策が求められる企業等での活躍の場が広がります。
民法債権法務士認定試験は、2018年に第1回の試験が実施された新しい資格です。そのため過去問を中心にした勉強はすることが出来ません。
債権法の勉強では、暗記に頼るのではなく、本質を理解することが最も重要です。条文と基本事項・重要判例を押さえた上で、どのような形で問題が出題されても対応できる力をつけることを意識して勉強するようにしてくださいね。
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