10日目 裁判傍聴
今日は裁判傍聴の研修でした。朝、裁判所に集合して受付をした後、簡易裁判所の裁判を傍聴しました。
以前に一度だけ裁判傍聴をしたことがあったのですが、その時は強姦事件(刑事事件)を傍聴しました。今回は、午前に簡易裁判所での民事事件、午後に地方裁判所での民事事件の傍聴です。
簡易裁判所では、貸金返還請求の事件が多かったです。被告が欠席のものも多く、淡々と進行していく感じでした。
事前情報で聴いてはいたものの、想像していたよりも淡々と進んでいる印象を受けました。
昼食をとった後に、地方裁判所で損害賠償請求事件を傍聴しました。こちらは、原告・被告は終始落ち着いて陳述していましたが、双方の代理人は、ドラマさながらの弁護していました。
※裁判の内容について詳細を書きたいところなのですが、民事事件ですし、個人を特定することになるかもしれないので控えておきます。
緊迫した空気の中、何時間も集中して傍聴するのは、思ってた以上に疲労しました^^;。
裁判というものを現実に目にすると、そこに自分がいるイメージを持てるかどうかを厭が応にも考えさせられました。「自分は果たして代理人として法廷に立つことがあるのだろうか。。。」
法廷に代理人として立つためには、認定考査に合格して認定司法書士の資格を得て業務を遂行する必要があります。ひとまず認定考査に向けての勉強はしますが、その後のことは試験が終わってから考えたいと思います。
11日目 ゼミナールⅢ
11日目は、弁護士先生によるゼミナールの日でした。
事前の情報で、前回までの先生とは違う方が先生になると聞いていました。前回までの先生がとても優しくて、解説は分かりやすくて、教室に流れる空気感が良かったので、先生が変わって残念に思っていたのですが、今回の先生もとても良かったです。
ゼミの内容は、予習課題の復習です。いつもの通り、訴訟物や要件事実、請求原因等の確認を行いました。
今回の先生は、バシバシと受講生を当てていき、一回当てられたら「何故?それは何故?何故?」と何個も質問が飛んでくる先生だったので、当てられる時は恐怖でした笑。
と願っていたのですが、初っ端に当てられた質問の内容が難しくて、的確に答えることができませんでした^^;。始めにトンチンカンなことを言ってしまったがために、その後の先生の「なぜなぜ攻撃」に撃沈しました笑。
よく分からない時は、正直に「分からない」ということも大事ですね。ただ、恥をかいた分、その質問については印象に残ったので、次からは間違えない自信があります!笑。
12・13日目 グループ研修Ⅱ
12日目・13日目のグループ研修では、模擬裁判の準備書面の起案をおこないました。
これまでグループ研修では、全10回の課題の訴状や答弁書の作成などをおこない、裁判実務の基礎の基礎を学んできました。模擬裁判は、これまでの課題の集大成的な位置づけです。模擬裁判は全2回が予定されていますが、今回はそのうちの一つの事件についての検討です。
12日目は、和解条項案を作成しました。これから裁判するのに、いきなり和解条項案の作成というのも何だかなーという気も少ししましたが、研修なので仕方ない^^;
12日目の終業時刻間際に、相手側からの準備書面が届きました。13日目は、昨日相手側から届いた準備書面の内容を確認した上で、訴状や答弁書、当事者の言い分等から、主張すべき内容をまとめて、こちら側の準備書面を作成しました。
模擬裁判についての準備はバッチリできました!