後期日程:2日目(1月23日(水))
後期日程の2日目のカリキュラムです。
時間 | 研修名 |
9:30-10:00 | 受付 |
10:00-11:10(70分) | 倫理事例研究「事前課題」 |
11:10-11:20 | 休憩 |
11:20-12:00(40分) | 倫理事例研究「民事訴訟事件」基本事例 |
12:00-13:00 | 昼食 |
13:00-14:30(90分) | 倫理事例研究「民事訴訟事件」基本事例 |
14:30-14:40 | 休憩 |
14:40-15:20(40分) | 倫理事例研究「民事訴訟事件」① |
15:20-16:00(40分) | 倫理事例研究「民事訴訟事件」② |
16:00-16:10 | 休憩 |
16:10-16:50(40分) | 倫理事例研究「民事訴訟事件」③ |
16:50-17:30(40分) | 倫理事例研究「民事訴訟事件」④ |
2日目は、司法書士倫理に関する事例研究を、グループディスカッションを中心としたゼミナール形式で行いました。事例研究は、「1.課題の確認」「2.ディスカッション」「3.発表」「4.講師による解説」の順に行いました。
倫理事例研究「事前課題」
はじめに講師の自己紹介と、受講生一人一人が簡単な自己紹介をしました。年齢も職業も様々でしたが、本編に入る前に皆さんのことを知れて、その後のディスカッションをスムーズにおこなうことができました。
1コマ目は、事前課題になっていた「司法書士に高度な倫理が求められる理由」について各自で書いてきたレポートをもとに、その理由をディスカッションしてまとめて発表するというものでした。
「司法書士は誰の為に存在するのか」「倫理はなぜ必要なのか」「倫理規定がないとどうなるのか」「司法書士の忠実義務」「司法書士に求められる公正と独立」といった観点から、結論を導き出していきました。
倫理事例研究「民事訴訟事件」基本事例
2・3コマ目は、建物明渡訴訟についての事例を通じて、司法書士倫理を考えるという課題でした。研修の形式は1コマ目と同じで、ディスカッションした内容を発表するというものです。
ここでは、「簡裁訴訟代理権の範囲」「報酬と費用の説明義務」「委任契約の締結」「司法書士の裁量権」「依頼者への説明報告義務」といった観点から、それぞれの場面で倫理的に問題となる点をディスカッションを通して考えました。
民事訴訟法の条文をひいたり、司法書士倫理で規定されている条文を探したりしながら、考え方の根拠となる条文にあたりながら議論を進めていきました。
倫理事例研究「民事訴訟事件」①~④
4~7コマ目は、基本事例をもとにした4つのケースから、倫理的に問題となる点についてディスカッションをしました。
依頼者の利益とは何なのかを考えたり、秘密保持義務違反や説明義務違反は司法書士として当然にしてはいけないことですが、それをすることによってどういった問題がおこるのかを、あらゆる角度から想定したりしました。
以上が中央新人研修の後期日程2日目の内容になります。次回は後期日程3日目、中央新人研修の最終日です。最後まで気を抜かずに参加したいと思います!