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今回は、クレアールさんから販売されている書籍『司法書士試験 非常識合格法』の内容をご紹介します。司法書士試験に合格するためには、やみくもに勉強するのではなく、計画を立てて正しい勉強法で勉強することが大切です。勉強法を知ることは、合格への近道です。
本のタイトルは”非常識”合格法ですが、非常識なことをして合格するための方法が書かれている訳ではありません。受験生が間違った勉強法をとったり、受験生活が長引いたりしないように、合格するまでの正しい道順を丁寧に解説してくれています。
本の内容の中で、私が共感したポイントをいくつか紹介します。この記事の見出しは『非常識合格法』と同じ見出しを書いていますが、記事の内容は本の内容そのままではなく、私がこの本を読んで思ったことを主に書いています。
本の内容をもっと詳しく知りたいと思った方は、今なら無料でクレアールのホームページから請求して手に入れることができますので、是非読んでみてくださいね!
合格しにくい人の共通点3カ条
残念ながら、遠回りをしてしまう人は、何かとムダが多い
共通点1・素直でない人
私が司法書士試験の受験生だった時に、いわゆるベテラン受験生と呼ばれる何年も司法書士試験の勉強をしている人が、予備校の入門クラスにいました。入門クラスなので、たいていの受講生は、初めて司法書士試験の勉強をする初学者でした。
ベテラン受験生は、初学者よりも多くの知識を持っているのは当然です。そのベテラン受験生は、講義で講師が「今はここだけ覚えてください」と教えているにも関わらず、他の受講生に「先生はあぁ言ってたけど、どうせここまで覚えないといけないから、今これも覚えといた方が良いよ」と、親切心なのか何なのか分かりませんが、講師とは違うことを度々言っていました。
予備校の講師は、受験を知り尽くしたプロです。また予備校の講義は、予備校があらゆる分析をして、合格への最適なカリキュラムで講義を構成しています。講師の言葉を素直に受け取らず、独自の考えで勉強を進めることは得策ではありません。予備校の講義を受けている方は、講師の言葉をそのまま信じて、ムダなことをすることなく勉強をしてください。
共通点2・暗記に頼ろうとする人
司法書士試験は、暗記だけで何とかなるような試験ではありません。科目数が11科目と多く、主要科目と呼ばれている科目は特に勉強する内容が広範囲に及びます。
1科目の中に同じように思うけど少し違っている規定や、科目間で違う定義がされている規定が多々あります。字面をそのまま追ったり、数字を暗記するだけでは、勉強をすすめていくうちに必ず混同していきます。
また、暗記に頼った勉強は、過去問そのままの問題が出たら解くことが出来ますが、本質を理解していないため、同じ内容でも問われ方を変えられると途端に解けなくなります。そもそも暗記だけで合格できるような試験ではないことを心に留め、一つ一つのテーマを丁寧に理解しながら学習するようにしましょう。
共通点3・情報に踊らされる人
学習初期の頃の私が、まさにこの「情報に踊らされる人」でした。私は司法書士試験の勉強が、始めての本格的な法律の勉強だったので、始めの頃は勉強方法が定まっていませんでした。
そのため、「この勉強法がいいらしい」という話を聞けば、それを試して見たり、「この先生の講義がいいらしい」と聞けば、その先生の公開講座を受けてみたりしていました。本来であれば受講している予備校の講座だけを真面目に受けて、自分がこれまでの受験勉強や資格試験の勉強などでやってきた自分なりの勉強法を信じて勉強を続ければ良かったのですが、始めての難関資格に挑戦するという気持ちだけが空回りし、様々な情報に踊らされて余計なことに手を出していました。
合格するために必要な情報を知ることは大切です。しかし、仕入れた情報をそのまま鵜呑みにするのではなく、自分の頭で考えて、その情報が自分にとって必要なものなのか否かを判断して行動に移さないといけません。私はある時、ふと情報に踊らされている自分に気づきました。そこからは情報に踊らされずに自分を信じて勉強することに専念しました。そうすると、それまでとは違って勉強も捗るようになりました。
目指すは2年で合格!
予備校の合格体験記やパンフレットには、一発合格された方の合格体験記が載っています。「1年の勉強で一発合格は可能です」という宣伝文句を使っている予備校もあります。
しかし、現実には1年間の勉強で1発合格される受験生は、ごく稀な存在です。予備校の講義を春からうけた場合、多くの予備校では翌年の春に全ての講義が終わります。講義を全て受け終わってから本試験まで3カ月程しかありません。
1発合格するには、講義を毎回遅れないように受講し、その内容を講義のあった週に理解し、並行して過去問や記述式問題を解かないといけません。そして膨大な範囲の内容を、講義が終わってから3カ月で仕上げなければならないのです。司法書士試験の特性上、こういったスケジュールで1発合格するのは極めて難しいことです。
理想的な最短ルートは、2年での合格です。1年目で予備校の講義を受けて基礎を理解し、2年目で精度を高めていって合格するのが理想です。ただし、気持ち的には1年で合格する気で本気で勉強しましょう。「2年後に合格すればいいや」という気持ちで勉強していては、2年が3年に、3年が4年に…となってしまいます。「必ず2年以内に合格するけど、1発合格する」という気持ちを持って勉強しましょう。
諦めるのが、不合格の最大要因
受験生が受験勉強をやめるのは、合格した時か合格を諦めた時です。合格を諦めて受験勉強をやめる理由は、司法書士以外の別の道が見つかったり、あまりの難しさに勉強が嫌になって投げ出してしまうなど、人それぞれです。
私は司法書士試験が始めての本格的な法律の勉強だったため、1年目の時は、全ての科目においてチンプンカンプンでした。予備校の講師が分かりやすく説明してくれているはずなのに、理解できない自分に不甲斐なさを感じでいました。しかし、そんな状態であっても、勉強を続けていれば、必ず理解できるようになるし、その先には合格が待っていると信じて受験勉強に励みました。そのようにして諦めずに勉強を続けることで、次第に分からなかったことが分かるようになり、最終的に司法書士試験に合格することができました。
分からないことが分かるようになるまでは、苦しい時期を過ごすことになります。しかし、苦しい時期を乗り越えて分かるようになった時には、その苦しさは喜びに変わります。諦めずに勉強をすれば、司法書士試験には必ず合格することができます。多少の困難があっても、諦めずに自分を信じて合格を目指しましょう。
週に1回は休日を盛り込む
人間には休息が必要です。それは司法書士試験の受験勉強においても同じです。「難関試験に挑戦しているのだから、毎日欠かさず○時間勉強するぞ!」と意気込んで勉強していても、休息を取らなないと次第に疲れが出て途中で息切れします。
毎日勉強しようという心掛けは素晴らしいことだと思います。しかし、受験勉強は、脳にも体にも思っている以上に負担がかかります。適度な休息を入れて勉強する方が学習効率があがり、結果的には質の良い勉強を長時間できることになります。
また、勉強しない時間を入れずに勉強計画を立ててしまうと、思っていたより勉強がはかどらない時に、リカバリーが出来なくなってしまいます。どんどんと計画が後ろ倒しになり、最悪の場合、計画倒れになって勉強を諦めてしまうかもしれません。
休息を取ると決めた時間には休息をとることが一番ですが、もしその時に余裕があれば、遅れていた勉強をしても構いません。または、休息の時間は休息をしっかりとり、リフレッシュして次に勉強する時には集中して勉強して遅れを取り戻すこともできます。はじめに休息の時間を考慮していないと、こういったことができませんので、勉強計画には必ず休息時間を取り入れるようにしましょう。
まとめ
『司法書士試験 非常識合格法』には、合格するために必要な勉強のコツや勉強方法等、受験生に役立つ内容が沢山書かれています。今ならクレアールのHPから無料で手に入れることができます。もし少しでも読んでみたいと思ったなら、読んで損は無い本だと思いますので、是非読んでみてくださいね!
クレアールのホームページのURL
https://www.crear-ac.co.jp/shoshi/book_present/
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皆様の受験生活を応援し、合格をお祈りしています!