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1題式、肢別式とは?
1題式
1題式とは、本試験問題そのままに、1問5肢がそのまま1ページに掲載されている過去問集です。
1題式は本試験問題そのままに掲載されているので、1題ごとに本試験のシミュレーションをしながら解くことができます。消去法や組合せを使って正解を出したり、選択肢の文章の短いものから解いたり等、問題を解くためのテクニックを養うことができます。
また1題式は、1問の文章題に対して5肢を検討して答えを出します。類似した内容の肢や、間違いやすい内容を比較検討しながら解いた後に、出題テーマに関連する内容をまとめて覚えることもできます。
肢別式
肢別式とは、1問を肢別にバラバラにし、出題年度は関係なく、同じテーマのものを集めた1問1答形式の問題集になります。
肢別式は、肢ごとに答えを判断していかなければならないので、1題式のように組み合わせで答えを出すことはできません。ですので、問われている1つ1つの内容の正確な理解が必要になってきます。繰り返し解くことで、1つ1つの知識を正確に理解し覚えていくことができます。また、1肢1肢の内容で細かく自分の理解度を把握することもできます。
テーマごとに選択肢がまとめられているので、学びたいテーマの内容をまとめて解くことができます。1題式は、本試験問題そのままに1問5肢でまとめられているので、自分が学びたい内容の選択肢以外の選択肢が混在していることがあります。
どっちを使えばいいか?問題を解く時に意識すること
先に挙げたように、1題式にも肢別式にもそれぞれの特徴があります。どちらが良いとは一概には言えません。ただ、それぞれの問題集を解く時に意識しておいた方が良いと思う点があります。
1題式を解く時に意識すること
学習初期の頃は、過去問を解くことで知識を固めていくことを意識することが大切です。1題式は消去法で解答を出したり、解答肢の組み合わせで答えを出せることがありますが、学習初期の頃はそういった答えの出し方をするのではなく、必ず全肢を検討して答えを出すようにしましょう。
答えがあっているか否かではなく、各肢ごとに正誤が判断できたかどうかが大事です。つまり、学習初期の頃は、1題式であっても肢別式のように1肢1肢を検討して、各肢の内容が本当に理解出来ているのかを確認しながら解く必要があります。テクニックに頼った解き方をしていると、いつまで経っても知識の基礎固めができません。
基礎が固まり、本試験が近づいた頃には、消去法等のテクニックを使った解き方をしても大丈夫です。1題式を解くことのメリットは、本試験問題を解くシミュレーションが出来る点にもあります。そのメリットを活かさずに、学習初期の頃と同じように解いてしまうのは、折角1題式の問題集を使っているのに勿体ないことです。
肢別式を解く時に意識すること
肢別式は、1問1答形式で答えを出していくので、学習初期の頃には肢別式の問題集を解くことで知識の基礎固めができます。しかし、1題式のように、消去法で答えを出すなどの問題を解くためのテクニックを身に着けることはできません。
本試験では、正確な知識だけではなく、問題を解くスピードも求められます。問題を解くスピードが遅いと、時間切れになって問題が解けなくなってしまう可能性があり、折角覚えた知識を使うこともなくなって、とても残念なことになります。
肢別式の問題集を使う方は、本試験前には、模試や予備校の答練を受けたり、市販の1題式の直前予想問題集を解くようにしましょう。問題を解くスピードを上げるには、問題を解くテクニックを身に着けることも大切です。
おすすめ過去問:1題式過去問集
出る順行政書士 ウォーク問過去問題集
問題集は、「出る順行政書士 ウォーク問 過去問題集」を使っていました。コンパクトサイズの問題集なので、持ち運びに便利でした。サークルに行く時もバイトに行く時も、いつも持ち歩いて、ちょっとでも時間が出来たらウォーク問を開いて問題を解いていました。
ウォーク問の解説には、合格基本書の掲載ページが書いてあったので、問題に躓いた時に合格基本書で確認することが出来て便利でした。問題の難易度が表示されているのも、自分の実力に合わせて解いていけるので良かったです。
うかる!行政書士
『うかる! 行政書士 総合テキスト』を使っていたので、過去問題集は『うかる! 行政書士 総合問題集』を使用しました。テキストとリンクした内容で過去問とオリジナル問題が収録されているので、「うかる!行政書士」シリーズを用いることで効率よく勉強が出来ました。過去問集はテキストと同じシリーズのものを使うと学習効率が上がると思います。
おすすめ過去問:肢別式過去問集
合格革命 行政書士 肢別過去問集
肢ごとに一つずつ丁寧に理解していきたかったので、私は肢別式の過去問集を使いました。私が使っていたのは、『合格革命 行政書士 肢別過去問集』です。学びたいテーマごとに出題年度関係なくまとめられているので、学びたいところだけ問題を解けて学習効率が良かったです。あと、組み合わせの消去法で答えを出すことはないので、その肢の判断が正確に出来るか出来ないかで、自分の理解度を正確に確認することができました。
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