これまでに、司法書士試験勉強におすすめの『択一式過去問題集』と『記述式問題集』を紹介しました。今回は、司法書士試験の合格に役立つ本を3冊ご紹介します。
司法書士試験は出題範囲の広さ、求められる知識の深さに加え、択一式と記述式がある上に、合格率は3~4%である点が難しいと言われている理由です。また、午後の部の試験は試験時間に対して解答する量が多く、スピードが求められるので精度の高い知識を持っていないと太刀打ちできません。
しかし世間には「難関資格」という言葉がひとり歩きしている感もあります。難しい試験であることは事実ですが、しっかりと対策を取り、勉強を続ければ合格できない試験ではありません。まずは司法書士試験のことを知り、計画を立てて勉強することが大切です。
「司法書士試験」の合格に役立つおススメの本
登記業務や成年後見、過払金請求手続業務等の他、近年は家族信託に関する業務等も増えてきており、司法書士の活躍の場が広がっています。
だからあなたを合格らせたい! 司法書士一発合格法
『だからあなたを合格らせたい! 司法書士一発合格法』は、辰巳法律研究所で教鞭をとる田端先生の著書です。田端先生は、人気ブログ「高卒で元ギャルの私が司法書士試験に一発合格した勉強法」を運営しており、ブログ内でも勉強法やモチベーションの保ち方など、合格するためのメソッドを惜しみなく公開されています。
私がこの本を読んだのは、“宅建資格の勉強で初めて法律に触れ、宅建試験に合格した2年後に司法書士試験に1発合格された田端先生”が書かれた本ということで、どのような勉強法で合格されたのかを知りたかったからです。
この本の中で私が特に共感したのは、学習計画法についての言及です。試験に短期間で合格するには、試験日から逆算して計画を立てて勉強することが重要になってきます。他にも田端先生が合格されるまでにとった勉強法が詳細に掲載されていますので、受験生に参考になる情報が満載です。
山本浩司のautoma system総集編 短期合格のツボ
『山本浩司のautoma system総集編 短期合格のツボ』は、おそらく司法書士受験生であれば一度は耳にしたことがあるTAC(Wセミナー)の山本先生が書かれた本です。山本先生の『オートマ』シリーズは、受験生の中で特に人気のある参考書・過去問集の一つです。
基礎に徹した勉強をすることで最短で合格できる勉強法について掲載されています。「そもそも基礎とは何なのか?」「何をやって何をやらないのか」など、合格するために必要なことを、イチから丁寧に教えてくれます。
司法書士 山本浩司のautoma system 不動産登記法 記述式 第9版 (W(WASEDA)セミナー 司法書士)
司法書士試験 非常識合格法
『司法書士試験 非常識合格法』は、クレアールの専任講師の戸谷先生が書かれた本です。
本のタイトルは”非常識”合格法ですが、非常識なことをして合格するための方法が書かれている訳ではありません。受験生が間違った勉強法をとったり、受験生活が長引いたりしないように、合格するまでの正しい道順を丁寧に解説してくれています。
特に、第1部「司法書士試験完全ガイド」と第2部「短期合格をかなえる勉強術」には受験生に有用な合格するためのノウハウが沢山書かれていますので、これから受験される方には是非読んで頂きたいです。
今回は、司法書士試験に合格するために必要な勉強法が分かる本を3冊紹介しました。
また機会を見て、勉強に役立つ本を紹介したいと思っています。楽しみにしていてくださいね!