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今回の「のり男の合格体験記紹介」は、大学生の時に法学部で学んだ知識を活かしてライバルと一緒に行政書士試験に一発合格したヒトデさん(仮名)の合格体験記です。
ヒトデさん(31歳)は、大学生の時に法学部で学んだ知識を活かして行政書士試験に一発合格されました。
以下、ヒトデさんのインタビュー記事です。
行政書士試験を目指したきっかけ
行政書士という職業を知ったきっかけは、カバチタレ!という漫画を読んだことでした。ドラマで「ナニワ金融道」をやっているのを見て「凄く面白い!」と思って、そこからナニワ金融道の漫画を買い揃えて読みふけっていました。その流れで当時、ナニワ金融道の作者の青木雄二さんが監修していたカバチタレを読むようになりました。
大学は法学部に通っていました。大学2年生になった頃、将来のことを考えて、大学で学んだ知識を活かせる資格を何か取ろうと思いました。そこで法律系の資格の中でも比較的勉強に取り組みやすい行政書士の資格を取ることにしました。
合格までの道のり
独学での勉強を選び、勉強場所は主に大学の図書館でした。勉強時間は一週間で35時間ほどで、約6カ月の勉強期間でした。
独学を選んだ理由、使用したテキスト
私は将来、行政書士になることを目指して勉強を始めた訳ではないので、予備校にお金を費やすことはせずに、独学でお金をかけずに勉強したいと思いました。あと、大学の講義で民法の触りは理解しているつもりだったので、そういったアドバンテージがあることも独学を選んだ理由です。
テキストは、「出る順行政書士 合格基本書」を使っていました。出る順行政書士は、予備校大手のLECから出ている本です。予備校大手のLECから出ている教材であれば、受験のプロ集団が制作した本なので信頼できると思って選びました。
使用した問題集
問題集は、『出る順行政書士 ウォーク問 過去問題集』を使っていました。コンパクトサイズの問題集なので、持ち運びに便利でした。サークルに行く時もバイトに行く時も、いつも持ち歩いて、ちょっとでも時間が出来たらウォーク問を開いて問題を解いていました。
ウォーク問の解説には、合格基本書の掲載ページが書いてあったので、問題に躓いた時に合格基本書で確認することが出来て便利でした。問題の難易度が表示されているのも、自分の実力に合わせて解いていけるので良かったです。
勉強時間・勉強場所
勉強場所は、主には大学の図書館です。あとは家から大学の通学時の電車の中でも勉強していました。同じ法学部に通う友人と一緒に勉強していたので、お互いに励ましあいながらも「こいつには負けない」という気持ちを持っていました。図書館でライバルと一緒に切磋琢磨しながら勉強できたことが、勉強を続ける手助けになっていたように思います。
勉強を始めたのは大学2年の春だったので、試験まで約6カ月の勉強期間でした。1週間で平均すると、1日5時間くらいは勉強していたと思います。バイトやサークルがある日は勉強時間は少なかったのですが、その分週末にまとめて勉強するようにしていました。
大変だったこと
大学2年生は、一般教養科目の講義も少なくなり、専門的な法学の講義が増えて、大学の勉強が難しくなりました。講義の復習や定期試験の勉強と並行しながら行政書士の勉強をすることが大変でした。あと、サークルとバイトもしていたので、時間をやりくりすることが大変でした。当時は彼女が欲しいと思っていたのですが、幸いにも(?)彼女はいなくてデートする時間が存在しなかったのが良かったのかもしれませんね(笑)
あと、民法に関しては講義で学んでいたのでアドバンテージがあると思っていたのですが、大学で学ぶ民法と、行政書士試験の民法では毛色が違っていて、大学で学んだことが直接的に点数に結びつくような感じはなかったです。でも基本的な考え方は分かっていたので、導入部分ではすんなりと学習に取り組むことができました。
試験の直前や当日は、どんな感じ?
試験の直前は、毎日何かに追いつめられているような感覚でした。正直、「もう辞めたい」と思ったこともあります。でも辞めずに気持ちを奮い立たせてくれたのは、ここでもライバルである友人の存在でした。ここまで一緒に頑張ってきたのに、自分だけ辞めるのは格好悪いと思ったし、何より一緒に合格したいという気持ちで何とか続けることができました。
試験当日は、とても緊張しました。別に落ちても命を取られるわけではないのに、落ちたらこの世の終わりではないかと思うくらい気持ちが沈んでいました。自分なりに勉強は一生懸命やったつもりだったけど、合格する自信は全くありませんでした。
でも試験が始まって問題を解き始めると、試験前に自分が思っていたより問題を解くことが出来て、良い調子に乗ることが出来ました。試験の手ごたえは全く無かったのですが、試験後に一緒に頑張ってきた友人と飲んだビールがとても美味しかったのを覚えています。頑張ってきて良かったなと思いました。
合格発表の時は、どんな感じ?
合格発表は、友人と一緒に見ました。どちらかだけ受かってたら気まずいかな?とも少し思ったのですが、その場合でも、お互いに心から相手を祝福できると思っていたので、一緒に見ることにしました。
結果は2人とも合格。二人で「ゥオッシャー」と言いながら自然とハイタッチをしていました笑。
これから行政書士試験の合格を目指す方へ
合格するには努力は必要ですが、自分を追いつめる必要はないと思います。自分の出来る範囲で自分のペースで勉強を続ければ、その先に合格はついてくると思います。
あと、可能であれば、お互いに刺激し合える勉強仲間を作れると良いと思います。勉強することの大変さは、同じ勉強をしている人としか分かり合えません。辛い時に気持ちを分かってくれる人がいることは、精神的にとても支えになると思います。皆様の合格を陰ながら応援しています。
インタビューを終えて
今回は、大学生の時に法学部で学んだ知識を活かしてライバルと一緒に行政書士試験に一発合格したヒトデさんの合格体験記を紹介しました。
のり男の合格体験記シリーズでは、これからも色々な立場で資格試験に合格した方の体験記を紹介していきます。
次回も楽しみにしていて下さいね!
ヒトデさんが使っていたテキストと問題集↓↓
2021年版出る順行政書士 合格基本書 【別冊六法付き】 (出る順行政書士シリーズ)
2021年版出る順行政書士 ウォーク問 過去問題集 1 法令編【過去10年分】 (出る順行政書士シリーズ)
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