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宅建士試験は、ある一定期間の間に毎日本気で勉強をしないと合格することができません。勉強をしていると、「どうしてこんな問題が分からないのだろう?」「このまま続けて宅建士試験に合格することができるのか?」等、現状に不安を感じたりモチベーションが下がったりすることがあります。
今回は、勉強のモチベーションが下がった時に、どのようにして乗り越えてきたかを合格者に聞いてみました。共感できるとことがあれば参考にしてくださいね!
マリモさん『逆境をバネに!落ちたら後は上がるだけ』
モチベーションは大きく上がったり下がったりしないように、出来るだけ一定を保つという事を常に意識していました。宅建士のテキストを何回も読んでいるのに、内容を理解できず行き詰った時は、関連する肢をたくさん問いていくと、テキストの内容が徐々に理解出来てきます。
昨日は理解できてなかった事が、今日はわかるようになった!というだけでも、下がったモチベーションはすぐに元に戻ります。勉強が分からない不安も、問題がすんなり解けたというような、ちょっとした喜びで案外維持できるものなのです。
一日の勉強時間を決めて、今日はここまでの範囲をやるぞ、という風に一日のノルマを自分に課し、それを毎日続けました。勉強したり、しなかったり、その日によってバラバラだと、モチベーションを保ちにくいからです。
宅建士の試験勉強を始めてから1回目の試験を受けるまでの期間、モチベーションは比較的一定に維持できていました。最初は1発合格を目指していましたので、自分なりには集中して毎日勉強していたつもりです。だけど勉強が足らなかったせいか、あと少しのところで不合格となったのです。
その時、試験に落ちたショックでモチベーションが急降下しました。しばらくの間勉強が手につかず、集中出来なくてとても辛かったです。
ふと、このまま諦めたら何も成し遂げないまま人生が終わってしまうような気がしました。人生終わりだなんて、今考えたら大げさですよね、でも自分の中でこのままではいけないと思い、これだけはやり抜くんだ!一生のうち宅建士の資格だけは諦めないでおこう、もう一回頑張ろう!と自分を奮い立たせました。
不合格でどん底まで落てしまったモチベーションを復活させるのは、簡単なことではありません。ですが思い切り落ち込んだら後は上に這い上がるだけです。試験に落ちて沈んだ分、この逆境をバネに次は大きくジャンプ出来るんだと信じて、頭の中を切り替え勉強に取り組みました。
モチベーションを保つためのもう一つの原動力は少し変わっています。一般的に、試験に挑むときなどは、家族の応援が力になったりするのかな、と思いますが、私の場合は全く家族が応援してくれませんでした(笑)
応援してくれないというと、少し語弊があるのかもしれません。とにかく、家族には『どうせ無理無理~』『すぐまた辞めるでしょ』といったような感じで全く期待されてなかったのです。
完全に馬鹿にされているよなぁ、と切ない気持ちにもなりましたが、『今に見てろよ~』という反骨精神は、意外とモチベーションを保つ為のエネルギーになりました。家族を見返したいという気持ちを、プラスの力に変えて原動力にしたのです。
モチベーションの保ち方は人それぞれですけど、私の場合は前向きな保ち方ではないのかもしれないですね。とにかく、今の自分に必要な資格だと思うのなら、ブレずに勉強を毎日する!ただそれだけです。
・一生のうち宅建士の資格だけは諦めないでおこう
・逆境をバネに大きく飛躍しよう
・家族を見返したい気持ち
ハマチさん『将来の自分の姿を夢見る』
モチベーションが下がった時は、将来の自分の姿を何度も想像していました。将来の自分の姿とは「不動産屋の社長」です。そのためには、まずは宅建士を取らないといけないのだからと自分に言い聞かせていました。
また、日中は不動産屋でアルバイトをしていたので、社長を見て、将来絶対に社長みたいになろう!と想像できたのは良かったと思います。
また、その社長から合格したら10万円くれるというニンジンをぶら下げてくれたのも凄く大きかったと思います。なかなか、そんなニンジンは無いと思うので、自分で合格したらご褒美を与えるのもいいと思います。
例えば、合格したら大好きなゲームを買って一日中やる!、大好きなケーキをお腹いっぱい食べる!高級腕時計を買う!旅行に行く!
宅建士に合格したらご褒美があるのだ!とモチベーションを保つ為に考えればいいと思います。私の場合、宅建士に合格して社長からニンジンを頂いて、重要事項説明をいっぱいして売り上げを上げて独立!と夢見て勉強頑張りました!無事宅建士は取れましたが、社長にはまだなれていません(笑)
・将来の自分の姿を夢見る
・合格したらご褒美をもらえることを考える
イワシさん『初心に返る・勉強できる環境に感謝・強い気持ち』
私は、勉強のモチベーションを下がった時には、宅建士試験を取る目的を思い出し、常に初心に返って勉強することを心掛けていました。
そもそも私が宅建士を目指そうと思ったのは、建築士の夫のサポートをするためです。夫は今は一級建築士として事務所で働いているのですが、いずれは独立して自分の事務所を持つのが夢です。夫が事務所を開いた時に、何かサポートできることがないかと思い、宅建士の資格を取ることにしました。
「宅建士の資格を取ることで夫のためにもなるし、建築士の事務所を開いた時にお客様の役に立つことができる。」この気持ちを思い出すことで、「モチベーションが下がった」とか言っている場合ではないと思えました。
もひとつは、家族が応援してくれていたことが大きいです。私は義父母と同居し、子育てもある中で、宅建士試験の予備校に通って勉強していました。家族の支えがないと予備校に通うことはできませんでしたし、勉強をすることさえ出来なかったかもしれません。「勉強できることはありがたいことなんだ。幸せなことなんだ。」と思い、勉強できる環境に感謝することで、モチベーションを下げることなく勉強を続けることが出来ました。
最後は、「絶対に1回で合格する」という強い気持ちを持ち続けたことも、やる気を失わずに勉強を続けられた理由の一つです。家事や育児で時間に追われ、家族のサポートがある中での勉強は、何年も続けられないと思っていました。「絶対に合格する」というよりは、「絶対に合格しなければいけない」という強迫観念(?)にも似た気持ちでいたような気がします。どうしてもやる気が出ない時でも、「1回で絶対に合格するためには甘えたことを言っていてはいけない」と思い、自分を奮い立たせていました。
・初心に返って、そもそも宅建士を目指そうとした目的を思い出す。
・勉強できる環境に感謝する
・「絶対に一回で合格する」という強い気持ちを持つ。
カジメさん『必ず分かるようになる・可能性が広がる』
私が宅建士試験の合格を目指した理由の一つは、純粋に法律の勉強がしたかったからです。大学で勉強した民法が面白かったので、もっと体系立てて勉強したいと思い、宅建士試験を受けることにしました。
勉強することは嫌いではないので、モチベーションが下がるということはあまりなかったと思います。でも、そうは言っても、テキストの内容が理解できなかったり問題が解けなかったりした時には、瞬間的にモチベーションは下がりました。しかし、これまでの経験から、「努力を続ければ、分からないことも絶対に分かるようになる」ということが分かっていました。
諦めずに勉強を続けていると、分からないことも必ず分かる時がきます。苦労した上で分からないことが分かった時の嬉しさを実感することは、勉強の醍醐味だとも思っているので、途中で諦めることなく続けることが出来ました。
宅建士試験の合格を目指したもう一つの理由は、国家資格を保有していることは、就職活動のアピール材料になると思ったからです。
私は宅建を取るまでは、履歴書の資格欄に書けるのは”普通自動車の運転免許”と”漢字検定2級”だけでした。資格欄を埋めることが出来るのはもちろんですが、国家資格を取る過程でしてきた努力や、努力が実を結んで結果を出したことは、面接の場で自信を持って話せる材料になると思っていました。
「宅建を取ることで就職活動の幅は広がるし、将来の可能性が広がる。これから自分の進む道の選択肢を増やせるんだ」と思うことで、勉強するモチベーションを維持できました。
・分からないものでも必ず分かる時がくると信じる
・宅建を取ることで、自分の可能性が広がると思う
まとめ
合格者の話を聞くと、合格までの道のりは決して平坦なものではなく、皆それぞれに努力を続けて合格を勝ち取ったことが伺えます。宅建士試験の勉強は易しいものではないので、勉強を続けていると嫌になったりモチベーションが下がったりすることは誰にも起こることだと思います。
自分でモチベーションが下がった時の克服法を持っていると、比較的すぐにやる気を取り戻すことができます。今回ご紹介した合格者のお話は、モチベーションを維持するための一例です。ご参考になるところがあれば取り入れてみてくださいね!
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