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今回の「のり男の合格体験記紹介」は、相続専門の税理士として働きながら、1回目の挑戦で相続診断士試験に合格した人魚さん(40歳、仮名)の合格体験記です。
以下、人魚さんのインタビュー記事です。
相続診断士試験を目指したきっかけ
私は相続専門の税理士として働いています。今の業務にプラスアルファして、相続に関してトータルで相談に乗れる税理士を目指して、相続診断士を受けようと思いました。
勉強期間について
試験の約3カ月前から勉強を始めました。相続診断士は、試験日を自分で設定できるので、勉強を始めた時は、テキストとDVDが届いてから1カ月後に試験を受けようと思っていました。でも勉強を始めてからすぐに、仕事がとても忙しくなったり、子供の学校行事等で勉強する時間がとれなくなりました。
そのような理由から相続診断士の勉強は一旦中断し、仕事や生活が落ち着いてから勉強を再開しました。再開してから約1カ月後に試験を受けました。
勉強法について(テキスト・問題集)
教材は、受験料を支払い後に協会から送られてくるテキストとDVDだけを使用しました。あと、協会のホームページで練習問題が公開されているので、それを解きました。
税に関する範囲は、今の業務に直結していることもあって易しい印象でした。民法相続編に関しては、断片的に家族法の知識は持っていたので、テキストの内容は一読するだけでスッと頭に入ってきました。精度を高めるために、テキストを複数回読みました。
ここで私のテキストの読み方を紹介したいのですが、初めて講義を聴いたりテキストを読んだりした時に、蛍光マーカーでキーワードや重要ポイントをマークされる方がいらっしゃいますが、私は、テキストには蛍光マーカーは一切使用しませんでした。
キーワードや重要ポイントに蛍光マーカーを引くと、そこが大事なことが分かりやすくなって良いとは思うのですが、私はテキストを何回も読み込んで理解していく勉強をするので、何度も繰り返し読んでいるうちに、「この基礎中の基礎の知識は、もう目立ってくれなくていいよ」という感じになってしまうからです笑。
相続診断士試験は試験に出ることが全部テキストに書いてあるので、テキストに書いてあることは全部重要だと思って、テキストを丸覚えする気持ちで読んでいました。京大芸人のロザンの宇治原さんも、「教科書に書いてあることは全部重要だから教科書に線を引かない」と言っているのを聞いて、「あ、私と一緒だ。私のテキストの読み方は間違っていないんだな。」と思いました。
問題は、テキストで読んだ内容が、ちゃんと頭に入っているか確認する意味で、テキストの各章が終わる毎に解いていました。
勉強時間・勉強場所
勉強時間は、勉強を再開してから1カ月間で毎日大体1日1時間半~2時間くらいでした。通勤電車でテキストを読んだり、家事を済ませて子供が寝てから勉強をしていました。
試験の直前期と試験当日について
試験の前日にはテキストを初めから終わりまで速読して、全範囲を網羅的に確認しました。ほぼ頭に入っている感覚があったので「明日の試験は大丈夫だろう」と思っていました。
試験の当日は、久しぶりの資格試験だということもあって、少しだけ緊張していましたが、「これ知ってる、これ知ってる」という感じでマウスをポチポチしていたら、30分もかからず全て解答が終わりました。試験時間は60分なので、残りの時間は、見直しをしていました。
合格発表
個人受験だったので、結果はその場ですぐに分かりました。合格でした。合格したことはもちろん嬉しかったのですが、合格するために勉強をしっかりとやっていたので「合格して当然」という気持ちもありました。
これから相続診断士試験の合格を目指す方へ
相続診断士試験は、協会の教材を勉強するだけで合格できます。私はDVDを見て、テキストを繰り返し読んで、問題を解くという当たり前のことだけをしました。
相続診断士の資格を取得したことによって、これまでよりも相続専門の税理士として対外的にアピールできるようになりました。相続業務に携わりたい方や、相続に関わるお仕事をされている方は、専門性を示す材料になると思います。是非頑張って下さい。
インタビューを終えて
今回は、相続専門の税理士として働きながら、1回目の挑戦で相続診断士試験に合格した人魚さんの合格体験記を紹介しました。
のり男の合格体験記シリーズでは、これからも色々な立場で資格試験に合格した方の体験記を紹介していきます。次回も楽しみにしていて下さいね!
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