物権的請求権等に関する次の記述のうち、民法の規定および判例に照らし、妥当か否か。
第三者が賃貸不動産を不法占有している場合、賃借人は、その賃借権が対抗要件を具備しているか否かを問わず、その不法占有者に対して、当該不動産に関する賃借権に基づく妨害排除請求を行うことができる。
〈正解〉
× 妥当でない
〈参考条文〉
【最判昭和30年4月5日】罹災地借地借家臨時処理法第一〇条により第三者に対抗できる賃借権を有する者は、その土地に建物を有する第三者に対し、右建物の収去、土地の明渡を請求することができる。
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