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今回の「のり男の合格体験記紹介」は、2回目で行政書士に合格したマダイさん(仮名)の合格体験記です。
マダイさん(30歳)は、進学塾の講師をしながら、行政書士を目指し、2回目で合格されました。
以下、マダイさんのインタビュー記事です。
行政書士試験を目指したきっかけ
私の家族構成は嫁と4人の子供(0歳2歳3歳5歳)です。テレビでよくやっている大家族にはおよびませんが、毎日にぎやかな生活を送っています。
私は、進学塾の講師をしていましたが、給料は少なかったので、たくさんの子供達を養っていくにもお金が必要と思い、副業で何か出来る事は無いかと探していました。
ある時に知人がバーを始めるというので、お店を見に行きました。その時に行政書士の方がいらっしゃいました。その行政書士が知人と打ち合わせをして帰った後、「何をしてたのか?」と聞いたら、深夜営業の届け出と保健所の届出をしてもらうとのことでした。自分でも出来るのだが、面倒なので数万円で頼むと言っていました。
知人が「マダイが出来るなら頼むのに」と言った言葉が、行政書士を目指すキッカケになりました。他にもバーなどの営業を始める人に仕事をもらえば、副収入になると思ったのです。すぐに帰って嫁に話してOKをもらい、色々な学校の資料を請求して通信講座の学校を決めました。
合格までの道のり
塾では授業が無い時は、次の授業のために資料などを用意しないといけません。その資料をすぐに作成して、残りの時間は勉強にあてていました。本当はダメなんですが(笑)
家に帰って勉強はほとんど出来なかったです。出来る時間はあるのですが、子供達が賑やかすぎて勉強を集中して出来なかったのです。育児や家事も手伝っていたので難しかったです。嫁は「勉強して」と言ってくれたのですが、やはり家では集中出来なかったです。
そんな感じで試験を受けたので、1年目は不合格でした。
2年目はこのままではダメだと思い、家に帰らず塾が終わったら、そのまま残って勉強することにしました。嫁には1人で育児をさせて申し訳なかったのですが、「残業だと思えば問題ないよ」と言ってくれたので、その言葉に甘えて勉強をしていました。
そんな感じで勉強していたので今年は受かると思っていたのですが、9月に受けた模試が全然ダメでした。このままではダメだと思い、塾長に「1か月少し塾を休ませて欲しい」と相談しました。
塾長は、行政書士を受験する理由や大家族のことも分かってくれているので、二つ返事でOKでした。ただ、家では勉強出来ないので、嫁に土下座してマンスリーマンションを試験日まで借りることにしました。家の家計は火の車だったのに嫁も快く賛成してくれました。「1〜2か月くらい私のヘソクリで大丈夫!乗り切れるよ!」と言ってくれたのです。
本当にこれで受からないといけないと心に火がついたのを覚えています。
それからマンスリーマンションで起きたら勉強、起きたら勉強の繰り返しで試験を迎えました。そのおかげで見事合格することが出来ました。
通信講座を選んだ理由
学校に行くことは仕事も育児もあるので考えず、最初から通信講座しか考えていなかったです。そして、1番重視したのは値段でした。
安い講座でも、ちゃんと勉強すれば合格出来ると思ったからです。
勉強時間・勉強場所
1年目は塾が終わってから家で1〜2時間勉強していましたが、結局子供達に邪魔されてほぼ出来ていなかったと思います。
2年目は塾が終わってからそのまま塾で1〜2時間勉強していました。
勉強する場所はとても大事だと気づかされました。試験1ヶ月前はマンスリーマンションで毎日12時間勉強をしていました。少し休憩をとりながらしていましたが、狂いそうでした。
でも、この1か月「死んでもいい」からとラストスパートで頑張りました。ただ、日曜日だけは家に帰って家族と過ごして、勉強を忘れて家族サービスをしました。
大変だったこと
本当に大変でしたが、1番大変だったのは嫁だと思います。
育児も家事も内職も文句を一切言わず全てこなしてくれました。嫁がいてなかったら確実に受かってなかったと思います。
試験の直前や当日は、どんな感じ?
1回目は全然緊張しなかったのを覚えています。今思えば自分の中で諦めていたのかも分かりません。その時点で合格は無かったと思います。
2回目は緊張していました。私の場合緊張感があった方が良いというのが分かりました。緊張といってもガチガチのではなく、心地よい緊張感でした。
合格発表の時は、どんな感じ?
嫁と2人で大喜びしました。
その日の夜は家族全員でファミリーレストランに行き、子供達に大好きな物を食べさせてお祝いをしました。
私も大好きなハンバーグをお腹いっぱい食べました。
こんなに美味しかったかな?と思うくらい、本当に美味しかったです。
これから行政書士試験の合格を目指す方へ
まずは「行政書士を合格してどうしたいのか」を想い浮かべたほうがいいです。
私の場合は副業でしたが、「本業であの書類を作成したい」「あの書類を申請したい」と、将来の自分の姿を思い浮かべてモチベーションを上げました。
インタビューを終えて
今回は塾の講師をしながら行政書士試験に合格したマダイさんの合格体験記を紹介しました。のり男の合格体験記シリーズでは、これからも色々な立場で資格試験に合格した方の体験記を紹介していきます。楽しみにしていて下さいね!
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