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今回の「のり男の合格体験記紹介」は、司法試験の勉強中に行政書士試験に合格されたミナモさん(仮名)の合格体験記です。
ミナモさん(27歳)は、法科大学院に通う司法試験の受験生です。司法試験の勉強と並行して行政書士試験の勉強を続けて、在学中に行政書士試験に合格されました。
以下、ミナモさんのインタビュー記事です。
行政書士試験を目指したきっかけ
私は弁護士になるために、法科大学院に通て司法試験の合格に向けて勉強しています。
行政書士試験を受けようと思ったのは、行政書士試験の試験科目は司法試験の試験科目と被っているものが多いので、”力試し”に受けようと思ったのがきっかけです。
合格までの道のり
行政書士試験に向けては、予備校に通ったり通信教育を受けたりはしていません。独学で勉強しました。
独学を選んだ理由
行政書士試験の内容が、司法試験の内容と被っているのが大きな理由です。司法試験の勉強をしていることで、行政書士試験の内容はほぼカバー出来ていたので、独学での勉強で大丈夫だと思いました。
使用したテキスト
行政書士試験用に新しく買ったり使用したりしたテキストはありません。司法試験向けのテキストを使っていました。
しかし振り返ってみると、司法試験で勉強する範囲は、行政書士試験で出題される範囲よりも広いので、試験範囲以外のことも勉強してしまって無駄なことも多かった気がします。当時は、最終目標を司法試験合格に置いていたので無駄なことだとは思っていなかったのですが、行政書士試験の合格に向けて効率的に勉強するには、行政書士用にコンパクトに試験の内容がまとまったテキストを1冊買って勉強した方が良かったかな?とも思います。
使用した問題集
私が使用していたのは、伊藤塾が出している「行政書士年度別過去問」です。テーマ別や肢別の過去問集は解かずに、年度別の過去問集だけ解きました。
行政書士の試験範囲の問題は、普段解いている司法試験の問題を解くことで大丈夫だと思っていました。
でも過去問を全く解かないのは不安だったので、過去5年分の年度別の過去問を、時間を計って解くことにしました。
勉強時間・勉強場所
行政書士試験向けに勉強したのは、年度別過去問を解いたくらいです。勉強は主に自宅でしていました。
大学の図書館や司法試験予備校の自習室で勉強していたこともあったのですが、結局は自分の勉強しやすい環境を自分で作ることができる自宅で勉強するのが一番はかどることに気付きました。あとは通学の電車の中などの移動中にテキストを読んだりしていましたね。
大変だったこと
行政書士試験に向けて特別勉強した訳ではないのですが、大学院の勉強やテスト、司法試験の合格に向けての勉強と並行しての受験だったので、「試験がまた一つ増える」ということが常に頭にあったのは精神的にしんどかったですね。
試験の直前や当日は、どんな感じ?
語弊があるかもしれませんが、私は行政書士になることが最終目標ではなかったので、特別に緊張することなく平常心で直前期を過ごすことが出来ました。当日も終始落ち着いて問題を解けたと思います。
合格発表の時は、どんな感じ?
自分の中では「行政書士試験は力試しをするための受験。司法試験合格への通過点」という認識だったので、もし落ちていたらショックがとても大きくて、これから司法試験の勉強を継続出来るのか分からなかったと思います。行政書士試験に受かったことで、司法試験の勉強を続けるモチベーションにもつながりました。
これから行政書士試験の合格を目指す方へ
司法試験受験生へのメッセージになりますが、行政書士試験の合格は、司法試験の勉強を続ける上でも良い影響を与えてくれると思います。行政書士試験合格という目標を達成することで、「その先にある司法試験合格という目標も達成できるんだ」という自信に繋がるからです。応援しています。
インタビューを終えて
今回は、司法試験受験生の立場で行政書士試験に合格したミナモさんの合格体験記を紹介しました。のり男の合格体験記シリーズでは、これからも色々な立場で資格試験に合格した方の体験記を紹介していきます。楽しみにしていて下さいね!
ミナモさんが使っていた問題集↓↓
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