地上権の目的である土地とその隣地との境界線上に地上権設定後に設けられたブロック塀は,地上権者と隣地の所有者の共有であると推定される。
〈正解〉
〇
こんぶ先生
相隣関係の共有の推定は、地上権者間又は地上権者と土地の所有者との間について準用されますが、この規定は境界線上の工作物が地上権の設定後に設けられた場合に限り地上権者について準用されます。
〈参考条文〉
【229】境界線上に設けた境界標、囲障、障壁、溝及び堀は、相隣者の共有に属するものと推定する。
【267】前章第一節第二款(相隣関係)の規定は、地上権者間又は地上権者と土地の所有者との間について準用する。ただし、第229条の規定は、境界線上の工作物が地上権の設定後に設けられた場合に限り、地上権者について準用する。
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